佐政水産株式会社

佐政水産の想い・歴史

当社は1913年(大正2年)、初代佐藤政吉が興した佐藤政吉商店から始まります。
佐藤政吉は、20才で独立し、魚の行商から始め、駿河湾の鮮魚を全国各地に出荷して会社を伸ばしていきました。太平洋戦争中は、沼津鮮魚統制組合の理事長として奔走し、また私設の鈴川魚市場を開設し、船で獲ってきた魚を直接売り買いする場として戦時下の流通を担いました。戦後の昭和25年には、佐藤の「佐」と政吉の「政」から名前をつけ、佐政水産株式会社を創立しました。さらに同じ年、魚の統制撤廃を受け、「沼津魚仲買商協同組合」を設立、初代理事長に就任し、その後も沼津魚市場の発展に取り組みました。
 2代目の佐藤実郎は、下関や九州で水揚げされるアジを沼津に列車や貨車で運ぶルートを開拓し、それから沼津は加工メーカーが最盛期には300社以上まで増え、アジの干物の生産量日本一の名産地となりました。
 2008年には、まだ全国的にもほとんど知られていなかった最新の冷凍技術「プロトン凍結」を取り入れた加工場を竣工し、沼津港の新鮮な魚介類を付加価値の高い商品に加工しています。また2011年12月には、沼津港の活性化を目指し、佐政水産創業の地で、「港八十三番地」と「沼津港深海水族館~シーラカンス・ミュージアム」、「浜焼きしんちゃん」を開業しました。2019年には港八十三番地の拡張し、ライド型のシューティングアトラクションやディープシーワールド、カフェ、ベーカリーなどを開業しました。さらに、ららぽーと沼津に「メルカドサマサ」を出店しました。2023 年には港八十三番地にVR 深海アトラクション ディープ クルーズをオープンしました。
110年という歴史の中で、佐政水産は新しい挑戦を重ねてきました。これからも地域の発展のため、社員と共に歩み続けていきます。

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沿革

1913年 佐藤政吉商店 創業
1940年 鈴川魚市場開設
1950年 佐政水産株式会社設立。資本金180万円
佐藤政吉、取締役社長に就任
1950年 本社木造社屋建築
1955年 第一冷蔵庫建築
1956年 資本金を680万円に増資
1960年 新社長に佐藤実郎就任
1968年 専務取締役に佐藤隆是就任
1973年 第二冷蔵庫建築1,000トン
1973年 資本金を1,000万円に増資
1974年 海老・冷凍食品を中心に冷凍塩干部新設
1974年 第一冷蔵庫を1,000トンに再建築し計2,000トンとなる
1984年 新社長に佐藤隆是就任
2003年 専務取締役に佐藤慎一郎就任
2005年 通販ショップ「沼津港SAMASA」オープン
2008年 新社屋完成、移転 加工場竣工 加工部新設
2011年 商業施設 沼津港 港八十三番地・沼津港深海水族館~シーラカンス・ミュージアム~開業
「浜焼きしんちゃん」オープン
2017年 港八十三番地に「海鮮丼 佐政」「カフェ ラティメリア」オープン
2019年 港八十三番地拡張
「ロコマリーノコーヒー」・ベーカリー「ラ トレッタ」
深海シューティングアトラクション「ディープシーワールド」オープン
2019年 ららぽーと沼津に「メルカドサマサ」オープン
2020年 ららぽーと沼津メルカドサマサに「シーズンサラダ」オープン
2021年 新社長に佐藤慎一郎就任
2023年 港八十三番地にVR 深海アドベンチャー「ディープクルーズ」オープン